Dear feature 未来への警告 

クジラからプラスチック袋80枚!!クジラが減少すると魚が減る未来

世界の海には、毎年800万トンを超えるプラスチックごみが流れ出ています。
そのため、世界で広がるプラ製品禁止の動きは今加速していますが、過去に捨ててしまったプラゴミがまだ海を漂っており、それが海洋生物に悪影響を与え続けているのです。

さらに、プラスチックは、細かくなりマイクロプラスチックとなって、大型生物だけでなく、小型の魚の体内にも侵入し、もはや回収は不可能に近いと言われています。

2018年5月マレーシアとの国境に近いタイの運河で、衰弱したゴンドウクジラのオスが発見。
発見時はすでに衰弱しており、泳ぐことができず、呼吸は苦しく瀕死の状態。

クジラを回復させるため、必死の救助活動が行われ、獣医師らが容体を安定させようとしたものの、その後衰弱死。

解剖の結果、胃の中からは80枚のレジ袋など、8キロ近いプラスチックごみが見つかったのです。

海洋プラスチック問題は以前から指摘されている環境問題で、このようにクジラやイルカ、シャチが飲み込み死亡するケースは多いのですが、これはあくまでも、砂浜に打上げらて確認されたもので、同じように死んでいる海洋生物はそれの数倍ともいわれており、非常に深刻な問題なのです。

タイの水域では毎年、ゴンドウクジラ、ウミガメ、イルカなど少なくとも300頭の海洋生物が、プラスチックを飲み込んで死んでいます。

なぜ、プラスチックを食べると死ぬのか??

クジラは一般的にイカを食べることが多く、大きな口で丸ごと飲み込みます。
白いプラスチックのレジ袋は、海中で見るとイカに見えなくもありません。

そのため、クジラはビニール袋をイカと勘違いし食べてしまい、その後、胃の中にプラスチックごみがいっぱいに溜まり、クジラは満腹になったと思い込んで、食欲を失うのです。
さらにエサを食べたとしても、消化管がプラスチックによって完全にふさがり栄養を摂取できません。

その結果、栄養不足に陥り衰弱して、エサを探せる体力が無くなり死に至るという訳です。

クジラが海から消えるとどうなる??

クジラは海に栄養を与える存在として、とても重要な役割を担っています。
クジラの排泄物は、海面近くの植物プランクトンの肥料となり、食物連鎖の根幹にはなくてはならないものなのです。

仮にクジラが減少すると、生態系全体に影響がおよび、海が汚染され魚も減っていきます。その結果、ダメージを追うのは食物連鎖の上にいる人間が傷つくことになるのです。

プラスチックごみが多い東南アジア

米・ジョージア大などの推計によると、プラスチックごみを海に流出させている上位20カ国中、半数以上がアジアの国々。

中国が年最大353万トンで最も多く、129万トンのインドネシアが続きます。
また、タイも世界的に見てプラスチック袋の消費量が特に多く、また観光客が多い海岸の近くではゴミ問題が深刻となり、毎年数百の海洋生物がプラスチック袋を摂取したために死んでいるのです。

とはいえ、タイでもエコ活動は積極的に行われており、2020年1月1日より、タイでは大手スーパーやコンビニエンスストアで、プラスチック製レジ袋の配布が禁止されています。

タイ政府は環境への影響を懸念しプラスチックごみの削減を呼びかけ、タイ国内の大手スーパー・コンビニがこれに応えたため。

また、東南アジアでは廃プラスチックの輸入規制が強化されており、特にタイでは運用ベースで輸入禁止も実施されているのです。

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