科学の力を使って、ムダな力を使わずに、のんびり生活を目指す本日は…
「しかりかた」
社会人になり、経験が増え、後輩も増えると…
その自身の経験により、後輩を叱ってしまう場面は増えると思います。
その時、怒鳴ってしまうことも。
「なんで出来ないんだよ」と。
その時、同時に自分も叱って下さい。
「なんで、上手く説明できないだよ、おれ」と。
その時「なんで??」と相手に求めてはいけません。
「なんで」が分かっていないから、失敗をするのです。
分かっていないと言えば、子どもは物事の判断が、未熟なことが多くあります。
その時、大人の感覚で「なんで!」と声を荒げても分かるはずもありません。
子どもを叱る時は、「なんで」を封印し、ささやきボイスで接してあげた方が科学的にも証明されているのです。
しつけには「小さい声」が効果的である科学的理由
昔はよく親父の怒鳴り声やお母さんの説教が、家庭を通り越し道端まで聞こえてきましたが、いまそれをやると虐待と捉えられることも、少なくありません。
そのため、しつけにおいて、大声で怒鳴るということも減少していますが、なかなか親の言うことを聞いてくれない場合、無意識につい声を上げてしまうこともしばしば。
とはいえ、わが身を振り返るとそうであったように、怒鳴られてばかりいると、その後の人格形成に影響が出てしまいます。
子どもに怒鳴ることは、教育やしつけの面で非効率てきであり、人格育成や健全な心理形成にも良くない影響をもたらしてしますのです。
小さい声は「理性的に話すこと」が出来る
怒鳴ると言うことは、アンガーマネージメントが出来ていない証拠です。
何も考えずに動物的に声を出す。これだと説明にならず、理解してもらえません。
対して、小さい声で子どもに話しかけると、自分の感情の高ぶりを抑えやすく、理性的に話すことができます。
それにより、説得というよりも一緒に考えようという口調になり、子どもの反発や反抗のような「自己防衛心理」が刺激されにくく、意思が疎通しやすくなるのです。
小さい声は「子どもの意見」を聞くきっかけになる
小さい声で子どもをしつける場合、大人も冷静になれ、相手の意見をしっかり聞くことができます。
そのため子どもからの感情的な発言が誘発されにくく、子どももしっかり意見を言いやすくなる土壌ができ、互いの感情的なぶつかりが避けられることになります。
怒鳴る青年にさせないためには
親の口調は、確実に子どもに伝染します。子は親の鏡でもあります。
理性的でない荒っぽい親の言動は、子どもの人格育成や、健全な心理の形成に良くない影響を与え、結果的に怒鳴る大人になる可能性が多いのです。