世界の環境教室

【オランダ発】モノを捨てない大人になろう! 修理する楽しみを創造したリペアカフェ

ロシアでは、日本のコンビニのように、街中に修理屋さんが点在しており、モッタイナイ文化が根付いています。
そして、それはロシアだけではなく、ヨーロッパもその傾向が強いのです。

「修理産業」という分野が根付く欧州。
2016年には、ものの修理への減税を発表したスウェーデンをはじめ、北欧では「買って捨てる」消費に終止符を打つための取り組みが行われています。

世界に広がるリペアカフェって?

「RepairCafe(リペアカフェ)」。
2007年にオランダ在住のマーティン・ポストマという女性によって考案されました。
マーティンさんは、環境問題をテーマにしたフリーのジャーナリスト。
そのため、活動の一環として廃棄物を減らすためのモデル店としてリペアカフェをスタ-ト。
オラダン、アムステルダム1号店を構え、世界初のリペアカフェを開業したところ、現在は、オランダの他にも、英国、ベルギー、ドイツ、フランス、米国などで1246ヶ所までリペアカフェは広がり、大成功を収めているのです。

ボランティアで運営されるリペアカフェ

廃棄物を出さないことが目的のため、「修理」をテーマにしているリペアカフェ。
場所は、地域の公共スペースや空き店舗などを活用し、そこでリアルなコミュニティが作られています。

「カフェ」だから修理してくれるのを、カフェでくつろぎながら待つ場所??
というイメージですが、カフェ機能はなく、用意されているのは、修理してくれる人で出会える空間だけ。
修理してもらえるものとして、家電製品、自転車、玩具、衣料品、家具など。

ロシアと違うところとして、修理を担当するのはボランティアの参加者が中心。
リペアカフェ内では、様々な修理技術が共有さており、何でも対応可能と言います。
ボランティアゆえ、修理代金の請求はありませんが、部品代やコミュニティの運営維持費としての寄付が行われています。

もったいない精神を市民へ

リペアカフェは、プロの修理業者と敵対するものではなく、一般市民に壊れた製品を修理して使うことへの関心を高めてもらうというもの。
ここでは誰もが「壊れたものを修理し合おう」という純粋な目的のもと集まったボランティアの人たち。

そのため、「協力し合う」という精神が大切にされており、互いに教え合い、協力し合いながら修理を楽しむことが醍醐味なのです。
また、リペアカフェは、直したいものを修理する場だけではなく、修理が得意でない人にとっては、プロダクトの仕組みを理解したり、道具の使い方や修理技術を習得できる学びの場にもなります。
修理を担う人にとっても、自分の知見を生かして地域社会に貢献できるだけでなく、修理好きのコミュニティと知り合ったり、知識を深めるチャンスとなるのです。

いま日本では、特に家電においては修理費用の方が高いケースもあり、買い替えた方が電気代が安くお得ですよ。
というワナにかかり、国内消費に貢献しています。

とはいえ、今後、消費が冷え込むことが予想されています。
前段のように日本で修理はまだまだ高いため、現実的ではなく。
家電を買い替える前に、電気を使わない工夫が出来ないかどうか。
もう一度考える必要があるのではないでしょうか。

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