世界の環境教室

【ロシア発】長く使うのがカッコイイ!! 街中にある修理屋が活躍する街

景気がいいと感じている人は、世界でどれくらいいるのでしょうか。
とはいえ、先進国では情報が高度化しており、どこにいても、お金の消費を抑えると、それなりに暮らしていけるの人が大多数です。

お金を使うことはかっこいい。
という時代が過ぎ去り、いまクールになりつつあるのが、長く使い続けること。

「Mottainai」

今や英語の辞書にも載る言葉です。
便利なものが増えるのと比例して、使い捨て文化が浸透。
その代償として、ゴミは増える一方で環境破壊を起こしています。

物不足だったころに、日本人がよく口にしていた言葉がこちらの「もったいない」。
ケニア出身の環境保護活動家であるワンガリ・マータイさんが「Mottainai」を唱えたことから、世界のスタンダードなワードになりました。

この日本で忘れ去られた言葉はいま「ロシア」ではクールなことになっているのです。

モノを大切に国民性のロシア

国民生活が厳しかった時代が長く続いたロシア。
ソビエト連邦時代にモノ不足に陥り、その頃からモノをとても大事にする国民へと変化しました。
豊かになるにつれ使い捨て文化が浸透する世界の国において、ロシアでは「修理して使う」という精神が、ずっと国民全体に根付いているのです。

そんな文化があるロシアにおいて、コンビニのような立ち位置で活躍しているのが「街の修理屋さん」なのです。
日本にも駅構内やショッピングセンターで、靴やバッグの修理屋さんを見かけますが、これがロシアには、町中にある感覚なのです。

「Дом Быта(ドーム ビータ)」ロシア語で修理屋さんを意味する言葉です。
そこには専門修理工がおり、服の裾やサイズ直し、時計、靴の修理や合鍵作成といった、日本の修理屋でも見られるサービスを提供しています。

靴底の張替えは400ルーブルほど(日本円で約800円)。
ズボンの裾直しなら約200ルーブル(日本円で約400円)。
とリーズナブルな価格なため、利用者が多いのが特徴。

修理工はオンラインで依頼!

街の修理屋さんで出来ないものは、オンラインで探すことが出来ます。
それがフリーランスの修理工が探せるサイト
「PROFI.RU(プロフィー・ドット・ル)」。

サイトには、修理工たちが自分の顔写真や持っている資格、サイトで受け持った仕事の写真などがアップされており、利用者は自分が気に入った修理工とコンタクトを取り、仕事を依頼することができます。

こちらは家電や玄関ドアの修理など、サイズが大きいものにも対応しており、修理完了後は、修理工のサービスを評価するシステムになっており、仕組みになっており、安心して依頼することが可能なのです。

日本にもかつて、町内のあの人に頼むとやってくれるよ!!
なんて文化がありましたが、それが出来るのがこちら!

大きな修理はパパにお任せ! 「1時間お父さん」

オンラインで「なんでも修理できるお父さん(修理工)」にお願いが出来るサービスです。
24時間対応になっており、依頼をすると会社に登録された100を超える修理のスペシャリストたちが電話1本で駆けつけてくれます。

水道トラブルやテレビの設置、浄水器の交換や修理など、難易度が比較的低い修理だけど、自分ではできず、早く対応してほしいニーズをくみ取っています。

古いものを再利用することがクール

私たち日本人が住む家や、家庭内に古くからあるものってどれくらい存在するのでしょうか。
湿度があり家や家具が傷みやすい地域に住む日本では、なかなか古くからのものは存在しにくいですよね。

対してヨーロッパでは、家でも家具でも長く使えているものがカッコよく、特にロシアでは、その傾向が高いのです。
ロシアでは家族が集まったの会話として、修理しながら長く使ってきたものの話題が多く登場します。
長く大切に使われてきたものは家族の長い歴史が刻まれており、世代が異なっていても、共通の話題になりやすいのです。

特に使い捨ての文化が進む日本。
これから自分の子どもたち、そして孫まで引き継いでもらえるような商品購入を考えてみるのはどうでしょう。

時は早めることはできません。
長く存在するものとは、時間という価値を経験していること。
これからの時代、そのほとんどにおいて価値が高まっていくのではないでしょうか。

モノとしての価値と、想い出としての価値、両方を楽しめるモノとして、長く使い続けることが評価される国になりたいですね。

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