Dear feature 未来への警告 

パソコン使わないとダメ??スマホに頼る日本の子どもの未来とは?

日本では学校教育でプロミング授業がスタートしており、パソコンに触れる機会は増えているはずなのですが、実は今、日本の子どものパソコンの使用率の低下が続いています。
とはいえ、子どもたちだけじゃなく、大人もパソコンを開く人少なくなりましたよね。
スマホですべて出来ちゃうから。

世界で唯一パソコン使用率が低下している日本の子どもたち

PISA2018の調査によりますと、
「自宅にノートパソコンがあり、自分もそれを使う」
と答えた日本の生徒の割合は35%。

パソコンが世界の生活様式を変化させ、日本でも2000年前後から爆発的にパソコンを使う人が増えました。
日本人のPC利用率は18歳の大学入学時点に一気に高まる傾向でした。
その流れから、子どものパソコン使用率も上がっている??
と思うところですが、日本の15歳生徒のパソコン使用率(自宅)は、2009年の48%から2018年の35%へと下がっているのです。

これは世界的な流れなのでしょうか?
いいえ違います!

33カ国のノートパソコン使用率のデータによりますと、2009年時点で使用率が低かった国では大幅に上昇しているのです。
中国のマカオでは19%から71%へと激増。
韓国も23%から63%に大きく増えています。

しかし日本だけは下がっていて、2009年には韓国や中国、発展途上国より高かったのですが、2018年ではデータをとった33か国先進国の最下位に転落しています。
この10年間で子どものパソコン使用率が低下している国は他になく、発展途上国以下なのです。
使用率はアメリカ(73%)、イギリス(78%)、果てはデンマーク(94%)と大きな開きがあり、それは家庭でも学校での使用率も同じという。
日本での学校での使用率は最下位で、教育のICT(情報通信技術)化が著しく遅れています。

教育のICT化とは、授業で情報機器を使い、教授活動の効率を上げることだけを意味するのではなく、例えば、連絡や提出物のやり取りをネット経由でするなど、校務のICT化も含みます。
大きくて重いランドセルを背負うこともなく、教員の過重労働も緩和されるのです。
ICT化が進めばですが、現実はそうではありません

例えば、デンマークなど教育のICT化が進んだ国ではパソコンは必須。
これがないと宿題が出せず、庶務連絡も届かないという。
同国の生徒のほぼ全員が自宅でパソコンを使っているのです。

対して、日本ではITの入り込む余地は一切ありません。
学校や保育園の連絡帳、毎月配られるイベントの案内などはすべて手書きです。
連絡手段は電話のみ、メールもLINEも通用しません。

市役所の手続きなども全て手書き提出です。
日本の学校教育現場や、役所の書類は未だアナログ一色です。
世界で日本だけがデジタル化の潮流に逆行しており、この10年間で子どものパソコン使用率が低下している国は他にないのです。

経済協力開発機構(OECD)の国際学力調査「PISA2018」の結果によりますと、日本の生徒(15歳)の読解力は15位と上位になっています。
しかし、上位とはいえ毎年順位を下げており、前回2009年の調査時の8位から、大幅に低下したのですが、その理由としてコンピュータ形式のテスト(CBT方式)に慣れていないことが指摘されています。

そもそもパソコンって必要??

今の10代は、幼少期から情報機器に囲まれて育ったデジタルネイティブの世代。
タブレット、スマホは機能を使いこなし、彼らにとって生活から離せない便利なものとなっています。

便利だし、スマホで十分じゃない?
と思うところですが、情報を独自に加工し、創作物を生み出すとなるとパソコンが欠かせません。
スマホはあくまでも、情報の消費者であって、情報の生産者(創作者)になれないのです。

パソコンが必要な理由

例えば、日本人の英語力の低さはいまだ改善されていませんが、その理由として必要性に迫られていないから。
欧米人や中国人が、日本旅行のために、日本語を学んでこないのと同じことで、今やどの国に行こうと、スマホが翻訳してくれるし、英語を自分のカラダにいれる必要はないと思っている人が多くいます。

それと同じように、パソコンの利用率が低いのは、そもそも「PCを使用する必要性」がないから。
自分が楽しんで、大企業に少しずつお金を献上し続け、いい消費者になり続けるなら、それで大いに結構です。

しかし、物事をクリエイトしてお金を稼ぐ側に回ろうと考えると、スマホでは、今のところ作業効率が悪く、難しいものがあります。
文章を書く、動画を制作する、デザイン。
もちろん、音声データでライティングは外注する、スマホで映像を撮って編集は誰かに任せる。
ということで、スマホで成り立つことは十分に考えられますが、それは、一度パソコンで仕事を経験した立場にならないと、なかなかできません。

GAFAの消費者にしかなれない日本の未来

貧富の差が大きなアメリカでさえ、7割以上の15歳が家でも学校でもPCを使用しています。
GAFAを生み出したのはアメリカです。

メモ

GAFAとは、米国のグーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルの4社のことをいう。
それぞれの頭文字からとったGoogle,Apple,Facebook,Amazonの4文字でGAFAと呼ぶ。


GDPかつてアメリカに次ぐ世界2位だった日本も、2番手を争うIT企業を出してもいいはず。
ですが、世界的に活躍しているIT企業はいるのでしょうか。
この理由に挙げられるのが、PCの利用率の低さにあるのかもしれません。

これからの未来、世界の経済規模はどんどん縮小していきます。
大きな投資をして、リスクを冒してまでお金を稼ぐことは段々少なくなっていく、いかに効率的に稼いでいくのかがテーマになります。
そのためには、スマホを使う消費者ではなく、パソコンを使って生産者になる必要があるのでした。

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