科学でのんびり生活

科学で病気から世界を守れ!蚊の不快音であるプーンを収集する訳とは??

蚊のプーンと地下づく音に不快を感じる人は多いですよね。
これは「モスキート音」という「超高周波音」です。

由来は「蚊が発する不快な羽音」によるもので、実際の周波数は17,000Hz(=17kHz)もあります。

若い人には不快な音として認識されており、成人にはほとんど聞こえない音となっているため、例えば、コンビニや夜の飲み屋でたむろする若者を寄せ付けないように、設置されている場合があります。

とはいえ、人道的に若者だけを迫害するのはどうなの??
という議論も残り、普及はまだあまりしていません。

不快ゆえに耳に残るモスキート音。
世界中に分布する蚊の羽音を集めている研究者がいるのです。

「世界モスキートマップ」が世界を救う

スタンフォード大学の研究者によって呼びかけられていること。
それは、「蚊の羽音を録音して送って欲しい」。

「Abuzz」というサイトは、世界の蚊の分布を調べるために作られたプラットフォームです。

なぜそんな羽音を集めるの??
それは、蚊を介した伝染病を防ぐため。
蚊はマラリアや黄熱病、ジカ熱、その他の伝染病を運ぶことはよく知られています。

しかし蚊は、日本でも100種類以上。そして地球上には約3200種類生息していると言われています。
研究者が世界を歩き蚊の種類による生息の分布や、変化を調査出来たらいいのですが、大変な手間と時間がかかります。

また一般の人々に種類を見分けてもらうのは不可能です。
そこで登場したのがAbuzz。
羽音のデータを収集し、コンピュータが種類を判別する仕組みなのです。

https://abuzzteam.wixsite.com/abuzzcomingsoon

市民科学者になろう!

羽を送ると…
研究結果に反映されるため、これはもう立派な科学者です。
プロジェクト参加者となる人は「市民科学者」と呼ばれ、身近にいる蚊の羽音を、スマートフォンなどを使って録音し、その音声ファイルをAbuzzのサイトにアップロードするだけ。

とはいえ、夜中耳元にきた蚊のぷ~んを撮るのは難しいですよね。
録音で簡単な方法としては、プラスチックのコップやペットボトルに蚊を捕まえ、小さく開けた穴や口にスマホのマイクを近づけて、蚊を刺激して飛び立たせ録音する方法。
映像で説明されています。

https://youtu.be/SPdq7yQJaF0

音声ファイルをAIが解析

送られた音声ファイルは、雑音を除去し、羽音から蚊の種別を判別するアルゴリズムで分析します。

録音は1秒以上が望ましいのですが、0.2秒でも判別は可能。
例えコップに捕獲できなくても飛び立つ時の羽音でも大丈夫と言われています。
そして、生物の分類学上の種類を特定することが終了すると、市民科学者にフィードバックされ、録音のロケーションと日時の登録が促され、晴れて科学者の仲間いりなのです。

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