人魚のモデ写真になったと言われるジュゴン。
浅い海で海草を食べる海棲哺乳類で日本の天然記念物にしてされています。
しかし!
沖縄島周辺では、最近3頭のジュゴンが個体識別されていましたが、
2020年現在、その姿は確認されておらず、絶滅の危機になっているのです。
2019年国際自然保護連合(IUCN)に発表によりますと、沖縄に生息するジュゴンが「絶滅危惧種」の3分類の中で最も高い「深刻な危機」に位置付けられました。
なぜジュゴンが減ってるの??
現在、確認される個体数は0となり、成熟個体数も10頭以下で減少傾向にあり絶滅の可能性がかなり高い状態です。
その理由の一つと言われているのが「辺野古新基地建設」による海草藻場の消滅。
辺野古・大浦湾の埋め立て海域には、ジュゴンの餌場となる海草(うみくさ)が広がっていました。
その規模は沖縄島東海岸にある海草藻場の3割の面積を占めます。
その結果、海草藻場の喪失と損傷によって、沖縄のジュゴンの個体数回復にとって深刻な妨げとなる可能性が高いのです。
タイではプラによって死亡
世界で絶滅が危惧されるジュゴン。
タイでは赤ちゃん2頭が保護されたものの、体内にたまった海洋プラスチックのごみが体調悪化を引き起こして死んだのです。
ジュゴンはまだ生息しているかも??
2020年4月、環境省の発表によると、沖縄県の伊良部島や波照間島で、ジュゴンの生息をうかがわせる痕跡が見つかったという。
環境省による調査によると、伊良部島で64カ所、波照間島で3カ所、ジュゴンが海藻を食べたとみられる痕が見つかり、地域住民への聞き取りでも、ジュゴンとみられる生物の目撃情報があったと言います。