Dear feature 未来への警告 

深刻化する洋服のゴミ問題 リサイクルはほぼ不可能な未来

家庭のゴミの中でも多いのが、衣類のゴミ。
メルカリやヤフオクがトレンドになっていますが、売れるものといえば、「ブランド品」。

ファストファッションのしまむらやH&Mで購入したリーズナブルな服は、そのほとんどが、ワンシーズンも着用すると売れるものにはならず、ゴミ箱行きになってしまうのが現状です。

メモ

日本が1年間に排出する衣類ゴミは約100万トン。

そのうちリサイクルされる衣類はわずか10%で、残りの90%は焼却処分されています。

この衣類ゴミというのは、お店で購入した服がゴミとして出されているだけでなく、売れ残った新品のものが多く、「朝日新聞」の報道によると、その数は「年10億点」になるのです。

企業が製造する服も半分がゴミに

製造されている衣服の50%は廃棄処分が行われゴミになっている現実があります。
H&Mでは、店頭で衣類を回収するキャンペーンを展開しているものの、回収率は極わずか。
毎年12トンの売れ残り衣類を焼却処分しています。

もちろん安価な洋服に限らず、ブランド品でも価格を維持するために処分が行われているのです。
記憶に新しいところでは、イギリスの有名ブランド・バーバリーが42億円相当の売れ残り商品を焼却処分。

もちろんバーバリーはほんの一例にすぎず、高級ブランド各社は、価格維持の他、盗難やブランドを守る対策として、売れ残った商品を破壊処分しているのです。

洋服のリサイクルは現実的なのか??

リサイクル、アップサイクルの技術が上がり、例えば環境を意識するブランド、パタゴニアなどでは、リサイクル率100%を目指していますが、その技術にかかるコストは、洋服の値段に乗っており、今後、不況時代を生きるものとして、衣類への出費を増やしたくはないと考えますよね。

技術が上がらない限り、リサイクルされた洋服が、リーズナブルに店頭に並ぶのは、近い将来でも不可能と言えます。

大量生産は止められないの?

日本の洋服屋さんに並ぶなかで、実際に売れ残るのはどれくらいかご存知ですか??

実は半分の50%は、在庫となり処分されるのです。

では、なぜそれだけの数量を作るのか?
答えは極めてシンプル。

製造原価を安くしたい、安くしなければ小売業の経営が成立しないから。

さらに不況に突入すると、より一層安い服が売れます。
そのためには、企業は原価を抑えるために、製造する数量を多くします。

その結果、商品は売れ残り、在庫として持つのも経費がかかるのため廃棄処分。
このような環境に悪いスパイラルがさらに進む可能性があるのです。

今後、AIを活用したスマートファクトリーなどの対策を行っていますが、まだ現実的ではありません。
そのため、消費者である私たちは、服やモノを単に消費して使い捨てするのではなく、購入時に、「これは本当に必要なものだろうか」という意識をもう一度再確認し、購入後は大事に扱って、長く愛していきたいものです。

洋服の活用法を考えよう

例えば、平成30年、西日本で起きた集中豪雨時に、ZOZOTOWNは衣類を提供しました。
海外でも服を満足に用意できない国がありますが、船便で送るにしても輸送コストとCO2排出量を促します。

そのため、着なくなった洋服は、国内でストックしておき、災害時の活用法を考えることも一つの手になります。

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